【早稲田大学理系学部とは?特徴や入試難易度を解説】

早稲田大学は文系・理系ともに幅広い学部を設置する総合大学です。

理系学部での研究を志して受験する人も多く、就職先も豊富なので毎年倍率・偏差値ともに高くなる傾向にあります。

今回は、早稲田大学の理系学部について紹介します。

それぞれの特徴や入試難易度にも触れるので、参考にしてみましょう。

早稲田大学理系学部の特徴

まずは、早稲田大学理系学部の特徴を解説します。

他大学と比較してどのような強みがあるのか、探っていきましょう。

実験環境がいい

早稲田大学は理系学部の設置数が多く、それに伴って十分な実験環境を有しています。

実験教育センターという独立した施設があり、内部には下記のように部門ごとに細分化された実験・研究設備があるのでオープンキャンパスなどのシーンでチェックしてみるとよいでしょう。

  • 基礎理工系部門
  • 機械・材料系部門
  • 電気・電子通信系部門
  • 化学・物理部門
  • 生命科学系部門
  • 地球・環境系部門
  • 情報系部門

例えば、情報系部門のなかにはコンピューター教室・マルチメディアスタジオ・デジタルアトリエなどがあります。

一方で機械・材料系部門には材料実験室・工作受験室・製図CAD室・熱工学実験室・流体実験室・制御実験室などカラーの異なる設備が多数あり、研究分野ごとに専門を極めることが可能です。

理系学部は研究や実験と切っても切れない分野でもあるので、設備を重視して早稲田大学を志望する学生が多いのです。

キャンパスに通いやすい

早稲田大学の基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部のキャンパスは、新宿区大久保エリアに位置しています。

JR山手線高田馬場駅から徒歩15分程度、東京メトロ副都心線西早稲田駅直結という優れたアクセスを誇る場所でもあり、通学の便が抜群です。

産学連携もしやすく、就職活動の拠点にもしやすいことから、学生生活の質を重視して早稲田大学を志望する人が増えました。

他大学では、文系学部を都心の中央に位置するメインキャンパスに置く一方、理系学部は郊外のキャンパスにしているケースも多いです。

広大な実験施設用の面積が必要なので郊外キャンパスになるのも仕方ないと言えますが、やはり都心キャンパスの方がメリットが多く、早稲田大学が人気になる理由がわかります。

人数が多い

早稲田大学は文系・理系ともに規模が大きく、学生の人数は多めです。

それに伴って講師やティーチングアシスタントの数も多めに設置されており、マンツーマンでアドバイスしてもらえることもあります。

理系学部だけで7,000名程度の学生が集まるマンモス大学であることも、人気の要因となりました。

早稲田大学理系学部の学費は?

早稲田大学理系学部の学費は、初年度でおよそ170万円~175万円程度です。

下記で各学部の初年度にかかる学費と、2年次以降にかかる学費を紹介します。

基幹理工学部の学費

基幹理工学部の学費は、下記の通りです。

  • 入学金:200,000円
  • 授業料:1,446,000円
  • 実験実習料:60,000円
  • 学生健康増進互助会費:3,000円
  • 【合計】1,709,000円

2年次以降は、毎年授業料として1,646,000円がかかります。

また、授業料だけでなく実験実習日・学生図書室利用費・諸経費が発生します。

最終年度・最終学期には校友会費40,000円が必要です。(卒業後10年分)

創造理工学部の学費

創造理工学部の学費は、下記の通りです。

  • 入学金:200,000円
  • 授業料:1,446,000円
  • 実験実習料:100,000円
  • 学生健康増進互助会費:3,000円
  • 【合計】1,749,000円

2年次以降は、毎年授業料として1,646,000円がかかります。

また、授業料だけでなく実験実習日・学生図書室利用費・諸経費が発生します。

最終年度・最終学期には校友会費40,000円が必要です。(卒業後10年分)

先進理工学部の学費

先進理工学部の学費は、下記の通りです。

  • 入学金:200,000円
  • 授業料:1,446,000円
  • 実験実習料:100,000円
  • 学生健康増進互助会費:3,000円
  • 【合計】1,749,000円

2年次以降は、毎年授業料として1,646,000円がかかります。

また、授業料だけでなく実験実習日・学生図書室利用費・諸経費が発生します。

最終年度・最終学期には校友会費40,000円が必要です。(卒業後10年分)

早稲田大学理系学部の種類

ここからは、改めて早稲田大学に設置されている理系学部の種類を解説します。

それぞれの特徴にも触れるので、参考にしてみましょう。

基幹理工学部

基幹理工学部は、明治41年(1908年)に設置されて依頼、理学分野だけもしくは工学分野だけでなく、理学と工学を互いに連携しながら学ぶことを理念としている学部です。

数学と基礎工学をベースに理学あるいは工学を探求できるよう学科が設定されるようになりました。

主に、数学・応用数理などの理学系学科、機械科学・航空宇宙・電子物理システム・情報理工学・情報通信などの工学系学科、表現工学・メディアに代表される映像系の各学科を保有しています。

これだけ広い領域を持つ理工学系学部は国内有数であり、現代の形に即した学びを得たい人におすすめです。

特徴

基幹理工学部には、下記の学科が設置されています。

・数学科

代数、幾何、解析、応用数学の4部門を中心に、2~3年の基礎的な数学科目を構成する学科です。

3年次以降は適性や興味に合わせた専門科目を履修できるようになっています。

4年次には少人数によるセミナー形式の授業や、応用数理学科と連携した科目の履修もできるほか、中学・高校の数学教職課程の履修も可能です。

学部と大学院との一貫教育が徹底されている学科でもあり、大学院科目の学部履修もできます。

・応用数理学科

現象を数理理解する能力を達成するようカリキュラムが組まれており、基礎数学から現象・統計・情報などへと知識を応用させる素養を培います。

理論だけでなく実習も重視しており、3~4年次には科目履修の自由度が各段に上がります。

数学科と連携している学科でもあるので、数学科のカリキュラムも習得できます。

・機械科学・航空宇宙学科

数学と物理学を基礎とする解析能力を養う学科であり、応用面でも先進的なエンジニアを育成することを目的としています。

機械科学・航空宇宙学科における学問の柱は、材料力学・流体力学・熱力学・ダイナミクス・応用数学の5科目であり、必修科目となっています。

高度かつ先端分野として物質・システム・環境・エネルギーから航空・宇宙まで網羅しており、科目間の有機的なつながりを重視しながら体系的に学ぶことが可能です。

電子物理システム学科

電子と光のテクノロジーおよびそのシステム化に必要な学問領域について、ミクロからマクロまで総合的に学習できる学科です。

基礎物性・ナノテクノロジー・光通信・システム設計等に強い学科でもあり、多彩な科目群であってもこれらは必修として課されます。

基礎段階からスモールステップで段階的にステップアップできるよう工夫されており、より専門性の高い先端的な学問領域にも支障なく足を踏み入れられることが特徴です。

・情報理工学科

人が何かを調べたいと思った時点からその要求を満たすまでの情報アクセスを研究対象としており、Googleなどの検索エンジンのアルゴリズムに触れることもあります。

自然言語処理能力を身につけてコンピューターに言語を理解させるなど、時代の最先端をいく研究を重ねます。

プログラミング・アルゴリズム・データ分析・情報数学・電子回路・コンピューターアーキテクチャ・ソフトウェア・オペレーティングシステムなど多彩な分野を学ぶ学科でもあります。

・情報通信学科

スマート&グローバルな社会を支える情報通信技術について学ぶ学科であり、通信工学・情報システム・メディア・コンテンツなどの視点を養います。

通信ネットワーク技術とコンピューター技術とをバランスよく学ぶことも可能であり、社会基盤の実現とグローバルな社会の発展に貢献できる技術と知識を得られます。

近年注目度が高まっているソーシャルネットワークサイエンス・モデリング・シミュレーション・クラウドシステムや情報通信関連法規についても学べるので、検討してみましょう。

・表現工学科

科学技術を理解してその意味を問い、新たな価値に関わるインターメディアを創造する基本的な能力を育成します。

表現に資するための教育に長けた学部でもあり、インターメディア以外にもキャリアデザイン・プロジェクト推進学習などに着手することも可能です。

各自の個性と表現の体系を考えて学習できる、パーソナライズされた学科と言えるでしょう。

・材料科学専攻

鉄鋼・非鉄金属・素形材などの材料系産業はもちろん、重工業・自動車・電気・電子・インフラ・医療系産業など日本の基幹産業の発展に関わる全てを学べる専攻です。

数理的な視点を加えながら分析するのを得意とする学科でもあり、次世代材料の研究・開発に関わる卒業生も多いです。

入学初年度はミクロ材料学からマクロ材料学まで幅広く体系的に網羅できることも、大きな強みとなっています。

創造理工学部

創造理工学部は、人間・生活・環境の3つのキーワードに基づき、社会が直面するさまざまな課題を科学技術の観点から解決に導く手法を学ぶ学部です。

人間やコミュニティの密接に関係する建築やエンジニアリングの分野と、環境・社会基盤に関連する5つの学科が連携し、研究活動を展開しています。

特徴

創造理工学部には、下記の学科が設置されています。

・建築学科

2009年に日本で初めてUNESCOによる国際水準同等性の認定を受けたカリキュラムを採用しており、建築芸術分野(環境工学・建築構造・建築生産)から構成されています。

建築史として各時代の建築表現や社会・技術との関連を学ぶこともでき、歴史遺産の修復や保存も手掛けられるようになりました。

一方で建築計画など実践的な設計演習の場も用意されており、国内外で活躍する建築家や建築企画者を養成しています。

・総合機械工学科

環境・エネルギー・医療福祉・ロボット・ヒューマノイド・宇宙開発・コミュニティづくりなど現代社会が取り組むべき諸問題の解決のために機械の摂家原理および開発を学ぶ学科です。

科学を超えたプロジェクト的研究に強く、研究センター・サテライト研究所における学科を超えた世界最高水準のオンリサーチトレーニングを実施しています。

・経営システム工学科

生産・物流・情報通信・サービスなど社会基盤となるシステムの設計・開発・運用・改善技術を学びます。

グローバル化かつ巨大複雑化している経営システムを学び、資源を有効活用しながらベストミックスを基本課題としていることが特徴です。

統計数値や情報・ソフトウェア工学・システム工学など基幹技術の理論研究に割く時間も取られており、基礎力も醸成できます。

・経営デザイン専攻

先端技術に基づいた新事業の開発や既存事業を経営環境の変化に合わせて素早く対応させる技術を学びます。

構想力・構築力を身につけるとともに日本の競争力の源泉である「ものづくり」に基盤を置く価値創造産業の事業経営をリードできる人材を育成します。

・社会環境工学科

地球的視点から社会環境の向上や生活環境の安全および自然環境の保全について工学的に取り扱う学科です。

安全で文化的な生活を送るために必要な社会基盤の整備や自然と協調した生活の実現を、技術者倫理に基づいて設計します。

橋・トンネル・河川などの計画・設計・建設・維持管理に携わったり地震や津波などの災害に対応する技術を学んだりすることも可能です。

・環境資源工学科

環境保全工学・資源循環工学・素材プロセス工学・開発環境工学・地殻情報工学・資源科学の6つの専門分野で構成されています。

各種資源の採取・分離・精製・再生利用・適正処分など資源利用・循環にかかわる技術を学べます。

先進理工学部

先進理工学部は、物理・科学・生命科学など高校で基礎を学ぶ学科を擁している学部でもあります。

充実した受験科目群を有しており、自ら手を動かしながら見る・調べる・考察するフェーズを経て実学的な学びを習得できるようになりました。

講義や実験を通して十分な準備を重ねてから研究室に配属されるよう配慮されており、堅実な基礎力のもとで本格的な研究に望めます。

特徴

先進理工学部には、下記の学科が設置されています。

・物理学科

自然現象を理論と実験の両面から研究し、現象の本質を見通す学科です。

ミクロからマクロにいたるあらゆる階層の自然現象を理解するため、不可欠な物理法則に関する研究をおこないます。

素粒子・原子核物理・宇宙物理学・物性物理学・生物物理学など、研究分野が多岐にわたることも特徴です。

・応用物理学科

次の時代の社会活動に貢献する新しいテクノロジーやシステムの基本となる原理原則を探り、物理学の成果と研究手法を用いて創造することを目的としています。

情報工学・光工学・物性物理学・新しい複雑系の物理や応用数学など多くの科目を履修し、充実した工学系科目にも着手します。

・科学・生命化学科

物質をつくる最小単位である原子・分子の性質および構造を電子の挙動を中心としたミクロな立場から解明する学科です。

考えて実験する化学を目指しており、実験科目が有機的に配当されていることも特徴です。

有機化学・無機および分析化学・生命科学・物理化学の4グループに分けられており、原則として少人数制で講義が進行します。

・応用化学科

早稲田大学において化学を専門とする学科として初めて誕生した学科でもあり、1917年の創設以来の伝統を持っています。

材料科学・ナノテクノロジー・エレクトロニクス・環境・エネルギー・食品・創薬・医療

生命科学・バイオテクノロジーなどさまざまな領域に活きる学問でもあり、分子のデザインから物質の当たらな機能を開拓する人材を輩出しつづけています。

・生命医科学科

少子高齢化・老老介護・オーダーメイド医療・食の安全など互いに関連しながら急速に多様化かつ変化し続ける現代の社会問題に対応しています。

健康寿命の延伸と充実した社会生活を実現するために求められている学問分野でもあり、確固たる理工学と基礎医学の知識を習得します。

・電気・情報生命工学科

専門の境界を超えてシステム工学について学ぶ学科であり、社会経済や法制度をも見直す変革と市場創造の基盤インフラづくりについて習得します。

近年スピーディーな変革を見せる情報通信産業について学ぶこともでき、通信・放送・遠隔医療・電子商取引などの分野に進む卒業生が多いです。

主な就職先

下記では、早稲田大学の理系学部を卒業した学英の代表的な就職先を紹介します。

大学院進学率も高い学部なので、就職先はひとつの参考として捉えておきましょう。

  • NTTデータ
  • ソフトバンク
  • 日本ユニシス
  • シンプレクス
  • SCSK
  • ソニー
  • パナソニック
  • 富士通
  • 大和証券
  • 東京海上日動火災保険
  • みずほフィナンシャルグループ
  • 三菱UFJ銀行
  • オージス総研
  • 日本総合研究所
  • 野村総合研究所
  • デロイトトーマツ
  • PcWあらた有限責任監査法人
  • 東日本旅客鉄道
  • 全日本空輸
  • UFEスチール

まとめ

早稲田大学の理系学部は、日本でも最先端の実験・研究設備を有しています。

各学部・学科ごとに学びの範囲が大きく異なるので、情報をリサーチしながら第一志望を決めていきましょう。

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